地域活性マーケター福澤です。
2021年7月14日、最低時給が
全国一斉に上がることが決まりました。
10月頃には、北海道も
現在の861円から889円に上がります。
僕なりの考えなので、全て正しい
というわけではないですが
考え方の一つとしてお伝えいたします。
このニュース、「給料が上がるぜ!」 「わーい』と喜んでいられるのか?
僕は、そうならないと考えていて
解雇リストラが増え、
デジタルトランスフォーメーション(DX)の
加速につながると思います。
飲食のDXといえば
タブレットやスマホオーダー
配膳ロボットなどで
定員さんがいなくなるなどあります。
最低時給アップは嬉しい反面・・・
時給UPは働く側から見れば
時給が上がるのは嬉しいことです。
経営側から見れば
最低時給が上がることは
人件費が粗利を圧迫します。
人件費が上昇すれば
当然、販売価格を値上げする
必要性がありますが
値上げできない理由が
日本にはあります。
その話は、後にして
値上げできないとすれば
価格を変えないで販売しないといけません。
よって、今よりもさらに多くの生産をすることに。
つまり、生産性をあげるが必須になります。
そして数多くを販売するための
集客スキルも大きな問題となります。
僕のお店を例にすると
10分かかった調理提供を7分に縮め
今よりも少ない人数で、今以上の注文をこなす
ということです。
そして、今よりも多くのお客様に認知していただき
来店して買っていただく。までが大変。
実際問題、少ない人数で
仕事ができるのか?
というと、
個人の飲食店では
それも難しいのが現状なんです。
飲食店とは限らず
日本の労働生産性は低く 世界の平均以下なんですね
先進国と言われる国の中では
最低クラスです。
生産性の低い理由は
細かい話は割愛しますが
仕事の効率が悪いのk?
販売価格が安いのか?
のどちらかが
最終的なお話になると思います。
この2つを改善することで
日本の生産性は上がると思うんですね。
生産性が低い理由
そもそもビジネスモデルに問題がある
も理由だと思うのですが
生産性が低いと言われるサービス業は
B to Cだったり、C to Cの形状で
C(一般消費者)に届くまでの
インフラ費用などのコストが
大きくなりがちだと考えています。
値上げのできない理由
僕の考えになりますが
飲食店も価格戦争から脱却すれば
生産性の低さも、少しは
改善されると考えています。
安売りの価格戦争から脱却し
販売価格を上げようと思っても
買い手側の抱える問題もあります。
その問題とは、物価の低さ麻痺
所得の低さにあります。
僕たちは日本に住んでいるので
今のモノの価格が
安すぎるとも感じませんし
所得が低いという
認識も甘いかもしれません。
どれくらい物価が低いのか?
日本と世界の物価を
簡単に見易にしたものが
ビックマック指数
日本のビックマック1個は390円
アメリカは624円
日本の価格の1.6倍
全ての価格が1.6倍ではありませんが
飲食業界に関しては、基準として
とらえても問題ないと感じています。
例えば、牛丼
アメリカの牛丼並が7.49ドル(2020年8月カルフォルニア)
日本円にして824円(2021年7月14日のレート)
日本の2倍以上の価格
日本だったら、ビックマックも吉野家も
日常で使える店なはずなのに
アメリカ価格だと、気軽には利用できない
ラーメンも同じ
アメリカでは12〜20ドル
ラーメン1杯が1,320〜2,200円が相場となります。
現在の日本は
物価が低く、収入も低いということ。
先進国の中では、貧困国であり
先進国でもなくなっているということに
僕たちは自覚をしないといけないのかもしれません。
時給が上がるからと
喜んでばかりいられないのは
生産性を高めないといけないので
能力重視になるということです。
終身雇用、年功序列は崩壊していますし
会社が労働者を守ることだって
生産性を高めなければできないこと。
実際、大手だってここ数年
大きなリストラが目立っていますよね。
良い企業で社会保険があれば安心
だったのは過去のお話なんですね。
先ほどインフラ経費という言葉が出ました。
インフラ産業とは、水道高熱、通信、輸送などの業種をいいます。
業種別の労働生産性の違い
バランスを取れば、生産性の低い業種の負担が
減るのは間違いないと思います。
利益率が過剰な業界が、値下げすることで
末端のサービス業の負担が減るのは事実ですが
しかし現実的ではないですよね。
やっぱり儲けたいのです。
では、ピラミッドの底辺の末端サービス業の
僕たちができることは?
付加価値を高め
生産性を高めること。
”価格を徐々に上げても 集客できるスキルを身につける”
が重要になってくると考えています。
会社が儲かれば、人件費の
予算をあげることができる
個人収入が上がれば経済消費が増える
経済消費が増えれば、会社が儲かる。
エンドレススパイラルに見えますが
これをストップさせるのが
紙幣価値の低下なのかなと思います。
これをインフレとかデフレとかと
義務教育で習った記憶があると思います。
で、今の日本は、スタグフレーション
物価が上昇し、賃金が下がるという
経済状況となっています。
いや、でも賃金アップするから
収入増えますよね?
と最初の話に戻るのですが
おそらく、賃金がアップした分
労働時間を減らし、生産性をあげる
つまり働く側は
スキルアップすることが必須で
ジョブ型雇用という
流れになるのではないか
と考えております。
すごく長くなったのですが
今の世界情勢を見ていると
人工的な洪水、山火事、津波などの影響で
食料の価格は高騰しそうな感じがします。
ますます飲食業は、厳しくなりそうで
難しくなればなるほど
僕はとてもワクワクしています。
話がまとまりませんので(笑)
では、また!
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