先日、プチラパン山下のリクエストで
険悪な美食会が開催されました
険悪と聞くと、どんなイメージですか?
みんな無言でイライラ感が漂って
誰とも目を合わせない状況ですよね?
そんな状況で、食事するなんて
辛くて耐えられないですよね
真相はちょっと違うので
安心して下さい。
本当に険悪だったら
このブログに書けないです(笑)
どういうことかというと
料理が運ばれるたびに
「美味し~!!!」と
みんな一言は発するのですが
その続きが
「もぐもぐ・・・」
「もぐもぐ・・・」
「もぐもぐ・・・」
料理を囲んで
かなり無言だったのは本当なんです。
なぜ、この美食会が開催されたのか?
というと
ことの発端は
「甲殻類大好き!」の山下が
「伊勢海老さん、カニさん絶対食べたい!」
と言い出したことでした。
ひとりじゃアレなんで
プチラパン美食倶楽部VIP会員様に
呼びかけたところ
なんと平日なのに4名も参加表明!
そして僕も、毎日ソフトを巻いて
頑張っているご褒美として、
参加できたわけなんです
で気になる
険悪な美食会の真相なんですが
例のアノ状態ですよ
「カニを食べるときは無言になる」
って言うじゃないですか(笑)
皆で専用フォークを持って
カニの殻から、身をホジホジしている時は
真剣で無言なんですよね
で「ぱくぱく状態」(笑)
「カニの風味が
口から洩れるのがもったいない!」
と思うくらい
美味しくて夢中になるんです。
そうなると、どんなに楽しくても
無言になってしまうという、
美食の恐ろしさ(笑)
もちろん、僕たちは険悪でもなく
笑顔いっぱいで、もぐもぐぱくぱくと
楽しませていただきました。
で、このあたりで
「どこのお店か気になっている」
そんな方もいらっしゃると思うので
お店のお話しをしますね
男として言うと
「もしかして?」と思われがちですが
さわやかなイケメン店主というのが
一番あってるかと思いますし
シェフを見るたびに
「痩せたい」という想いが蘇りますが
僕は食べる事に執念があるようで(笑)
お店にとって料理の美味しさと比例して
お店の空間や店主の人柄というのが
大切だなと感じています。
ちなみに、僕は口だけなので
全てが中途半端(笑)
まだまだ修行が足りないと痛感しています。
コース料理を調理し組み立てていると
火を取り扱うだけに
どうしても調理に真剣になりすぎて
『心』を見失いがちになります
しかし、もてなす心を失わず
ステキな接客を体験できるお店です
特別な記念日や、お祝い事にピッタリで
大切なお連れ様をガッカリさせることもなく
喜んで頂けますし、あなたへの感謝の想いが
強くなること間違いなしです。
お料理は創作四川というジャンルになり
四川と聞くと、「辛いので無理です」と
即答される方もいますが
まったく違う料理が出てきます。
和食を感じられる四川で
食材の味を堪能しつつ、四川の香りも漂っている
といった感じです。
なので、程よい刺激なので
激辛とか激痺れとかないです。
ぼくは運転手だったので
ノンアルコールだったのですが
ノンアルコールも体のことを考えてありますし
お酒も興味をそそるものが揃っています。
お酒好きでも、飲めなくても
楽しめるお店です。
この日は、海老の甘みと、ぷりっぷりというか
コリコリに近いフレッシュな歯ごたえの
高知県産の伊勢海老と
噴火湾産の牡丹海老から始まりました
醤油を撮影するのを忘れたのですが
『天皇献上』にも使われ
自家製で燻製の香りをつけた醤油でした
醤油の香りだけでも凄いのですが
白トリュフのお塩もありました。
甲殻類や貝類には
白トリュフ塩がとってもあいます
オマールは頻繁に食べる機会がありますが
伊勢海老をこの状態で楽しめる機会なんて
なかなかないです。
ちなみ伊勢海老と、オマールはまったく別物で
種族からして違います。
よく加熱した海老が、
ぷりっぷりという表現がありますが
実はあの食感は、
保水加工された海老なの知ってました?
保水加工されていない本物の海老は
加熱すると、しっかり歯ごたえのある状態になるのは
海老の前身が、筋肉だからです。
本当の「ぷりっぷりっ」というのは
保水されていない『生の海老』のこと
だと僕は思っていますが
間違ってたゴメンナサイ
いや~、ヤバいっす。
めっちゃ旨いです。
食べてる間だけ
みんな静かです(笑)
次のお皿は、根室産の花咲ガニと
熊本県有明産の渡り蟹


ちゃんと小分けにしてくれるとこも
嬉しいですよね



これもめっちゃ美味しいです!
終始無言(笑)
渡り蟹は、紹興酒とたぶん醤油だと思うんですが
カニの身に沁み込んでいて、
とろけるような味わいでした。
こんな食べ方があったなんて
もっと早く知りたかった!
カニ味噌も、たまんないですね
きっとお酒好きの方は、これだけでも!
次のお皿は
フランス産のキャビア、北海道のいくら、
塩水雲丹が贅沢にのった
宮城県気仙沼産のフカヒレです

お出しの染み込んだフカヒレと
雲丹やキャビアと一緒に楽しむことで
潮の味わいを感じながら、贅沢な気持ちになれます
次のお皿は、
コラーゲンたっぷりのお出汁で
しゃぶしゃぶ~
・白老牛シャトーブリアン
・富良野牛サーロイン
・富良野牛 牛タン
贅沢な3つの牛肉
だけでなく!
気仙沼フカヒレ、本ずわい蟹爪、蝦夷あわび
ほっき、しめじに野菜など
「こんなに食べちゃっていいのかしら?」
という食材
しゃぶしゃぶして
かぼすのポン酢と、花椒入り坦々スープと一緒に
最後の食材を食べてから
コラーゲンの出汁を
何度もスプーンですくってしまいました(笑)
次は、コラーゲンの出汁、黒トリュフ香る
干し蝦夷アワビとタラバ蟹の中華リゾット
磯の香を楽しみながら
「どんぶりで下さい!」と言いたくなる美味しさ
最後にホーリーバジルのお茶と
なめらかな杏仁豆腐を夕張メロンのソースで
終始、楽しい会話と無言を繰り返すと言う
美食会。
真剣に食べている様子
Mさんの顔が切れている・・・(^▽^;)
もぐもぐ中
で、ここで終わらなかった!
なんと
山下がまもなく誕生日ということで
子犬のような山下は
嬉しでちょっとだけ目が(笑)
最後に、笑顔いっぱいの美食会
ありがとうございました!
そして佐藤シェフ&さちこさん
ありがとうございます!
今回のお店は北海道苫小牧の
創作四川料理 廣明(ひろあき・HIROAKI)さん
お料理は食べたらなくなりますが
思い出は残りますね
大切な人とご一緒にどうぞ
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